左官の魅力やおもしろさを伝え 伝統技術を次世代につなぐ
専門のコテを使って建物の壁や床をきれいに塗る左官の仕事は、日本の伝統的な技術職であり、建築を支える重要な仕事の一つです。この仕事を持続可能な技術として次世代につなぐため、「光る泥だんご」や「壁塗り体験」などのイベントや育成にも力を入れて取り組み、左官仕事の魅力を伝えるよう努めています。
職人仕事の左官は、男性社会のイメージが強く、高齢化も進んでいます。その中で今後は女性の活躍がより必要になってくると感じています。弊社は女性職人を採用していますが職人の域にとどまらず、リーダーである職長も視野に入れて取り組んでいます。
また、左官を次世代へつなぐため、若手の育成にも力を注いでいます。社内訓練で基礎を身につけてから現場へ出ることを徹底し、未来が描けるようキャリアパスのことも理解を進めています。加えて週２回訓練校へ通うOFF-JT（職場外で実施される訓練）も導入しています。
地元の自然素材を使ったオリジナルの外壁材「天竜壁」を開発しました。こちらは天竜川で採れた砂利、砂、地元業者の消石灰を使っています。カビや藻が生えにくく、ハウスシックの心配もいらない人にも環境にも優しい材料です。
浜北左官業を中心に住宅リフォーム、エクステリア等住まいに関する様々なことを取り扱っている会社。約30人の左官職人を擁する職人集団で、豊富な施工実績を持つ。女性職人の採用や若手の育成システムの整備、マナー教育、左官の啓蒙活動にも積極的に取り組んでいる。
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